B2B系Fintechリーダー企業が語った「ブロックチェーンは本当に破壊的なのか?」

3/4「Fintechセミナー」インフォテリア、テックビューロ、マイクロソフト、カレンシーポート

 ブロックチェーンは金融とテクノロジーの融合するFintechの中核技術と言われる。もともと仮想通貨ビットコインの基盤技術であったブロックチェーンが、なぜここまで注目されるのか?3月4日に開催されたセミナーのパネルディスカッションでは、インフォテリア平野社長、テックビューロ朝山社長、カレンシーポート杉井社長、マイクロソフトの榊原CTOによる、ブロックチェーンの課題と可能性についての議論が行なわれた。

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[著] 京部康男 (Biz/Zine編集部)

[タグ] データテクノロジー FinTech

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ブロックチェーンはシステムのアーキテクチャを変える

インフォテリア株式会社 代表取締役社長 平野洋一郎氏/日本マイクロソフト株式会社 執行役 最高技術責任者 榊原彰氏

 インフォテリア主催の「Fintechビジネスセミナー」でのパネルディスカッションは、モデレータをインフォテリアの平野洋一郎社長が務めた。 インフォテリアとテックビューロはブロックチェーンに関する実証実験で提携している。はじめに平野氏は、「ブロックチェーンが革命的、破壊的と言われているが、何がすごいのか?」と問いかけた。

 つい最近、IBMから移籍したマイクロソフト最高技術責任者の榊原氏は、ブロックチェーンの可能性は、エンタープライズ・システムのアーキテクチャーを大きく変えてしまうことだという。マイクロソフトは同社のクラウドプラットフォーム「Azure」上でブロックチェーンをサービスとして提供し(Ethereum Blockchain as a Service) 、国内ではみずほフィナンシャルグループ、電通国際情報サービス、カレンシーポートとブロックチェーンの実証実験などを行っている。

ブロックチェーンの画期的なところは、データベースそのもののように使えることです。銀行系のシステムでは品質、パフォーマンス、信頼性といった「非機能要件」を担保するために膨大な仕掛けをつくります。データベースを設計し、壊れないように多重化し、ハックされないようにセキュアにしていく過程で、どんどんアーキテクチャが複雑になっていき膨大なコストがかけられてきました。ブロックチェーンは原理的には単純で、設計もしやすくメンテナンスの意味も変わってくるなど、パラダイムシフトの可能性を秘めていると考えています。(マイクロソフト 榊原氏)

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