普及のための課題
マイクロソフトの榊原氏は、ブロックチェーンに対して、パフォーマンスやトランザクションコストの制約が課題であると考えていたが、テックビューロの朝山社長による「mijin」が明かした実証データを聞くと、そうした認識も変わりつつあるという。しかしなおその上で、ブロックチェーンを何にでも適用するという罠に対しては慎重で、適用領域の向き/不向きの見極めはまだこれからだという慎重な見解を示す。これに対して朝山社長は、より積極的である。
現在ではまだ、データベースと同じと考えられてしまったり、ビットコインだけを調べてその制約をあげられたりします。しかし、パブリックなブロックチェーンとプライベートなブロックチェーンの双方をうまく使い分ければ、決済がともなうあらゆる領域に可能性はあります。たとえば、IoTがどんどん普及していくとスマートフォン上で使われていくと思います。(朝山社長)
杉井社長も、ブロックチェーンの適用領域については積極的だ。