働きたいけど働けない女性300万人のパワーを活用する「クラウドワーキング」
新しい働き方として注目される「クラウドワーキング」。その日本最大級であるクラウドワークスが開催したCrowdWorks Adventure2016では、クラウドワーキングが可能にする女性の働き方が講演やパネルディスカッションなどを通じて議論された。
クラウドワークス代表の吉田浩一郎氏は、「一人ひとりのライフイベントに合わせたり、やりたいことに合わせたり、働き方を選べるようにしていきたい思っています。」と、クラウドワークスが支援する働き方を提言した。
実際、同社・取締役の田中優子氏から語られた本会のテーマでもある「働きたくても働けない300万人の女性たち」という事実には、社会が見落としてきた影がある。
仕事を持っている女性の6割の方が、出産育児を理由に仕事を辞めています。また、共働き世代の7割以上が、子育てが妻の役割、女性の役割と答えているようです。
さらに、M字カーブという女性の就業状態と就職希望状態を比較したグラフがあります。これをご覧になっていただくと、希望状態はほとんど変わらないのに、30代前半から40代前半までの子育てに時間が掛かる時は、働いている人が減っています。この働きたいけれど働けない女性がこの子育て世代を中心に300万人いると言われています。この300万人が働く機会を得て、収入を得て、あるいはやりがいを見つけていくということに、どういう取り組みが必要なのかということを考えていきたいと思います。
田中氏の語った言葉の中でクラウドワークスのサービスを定義するのなら、「時短勤務やお子さんがいても働きたいという人と、希望の条件で女性に是非活躍していただきたいという企業さんをマッチングする人材紹介サービス」ということができる。
そして、クラウドワーキングという新しい働き方が多くの女性に活躍の場を与えているのだ。