創造的な選択肢を生み出す7つのツール
創造的な選択肢を作りた出すツールもある。7つのツールを以下に紹介しよう。
- 伝統的な智恵に疑問を持つ
- 形態素解析(要素から考える)
- ベンチマークに学ぶ
- たとえから学ぶ
- 芸術からの直観
- ルールを活用する
- あなたの理想の未来を可視化する
伝統的な智恵に疑問を持つ
解き方までも有名になっているような、既によく知られている難しい問題であっても、他の解き方がないわけではない。今まで知られている解き方にとらわれず、新しい方法を考えてみよう。当たり前と思われていることに疑問を持つことこそ、創造的なのだ。
形態素解析(要素から考える)
形態素解析、これはとても効果的である。全体を要素に分解して考えると良い。選択肢をつなげていき、ストーリーを作るのだ。
目的をパーツ(図中のSegment、Positioning、Approach by、Context)に分解し、分解したそれぞれについて、選択肢を考える。その選択肢をつなげて、ストーリーを作るのである。経験的に、単にブレインストーミングをするよりも、形態素解析を行う方が、良いアイデアを得られる。
ベンチマークに学ぶ
また、ベンチマークから学ぶ方法も3段階ある。まずは、直接の競合から学ぶこと。しかし、これは最も効果が期待できない。誰もが見ていて、誰もが考えているからだ。
次に良いのは、同じ業種の、直接競合しない企業から学ぶことである。さらには、違う業種の企業から学んでみよう。あなたの思考を、従来のベンチマークから、はるかに枠を越えるように広げてみよう。
たとえから学ぶ
たとえから学ぶこともある。外科手術を、F1のピットストップにたとえてみたらどうだろうか。
限られた時間で、多くのメンバーが完璧に連携し、最高の技術を使って、迎え入れて送り出す。手順は定められているが、手順通りに進まないときにどうするか。このようなたとえが、新しい発想を生み出す助けになる。
あなたのサクセスストーリーがフォーチュン誌の特集記事になった!(と考えてみる)
あなたの理想の未来を可視化しよう。あなたが目指すタイミングで、あなたがあこがれる雑誌の記事になる、と考えてみる。例えば、2020年のフォーチュン誌に、あなたの特集が組まれている、というような感じで。そして、その記事と、今日のあなたを比べてみよう。これから何をすべきか、わかってくるのではないだろうか?