マイクロソフトが重視する「グロースマインドセット」
では、社内変革の中でエバンジェリスト以外の職種にはどのような変化が起きたのだろうか。以前のマイクロソフトの開発チームには、1:PM(プロジェクトマネージャー)、2:コーダー、3:テスターという3職種での開発体制であった。コーダーとテスターを別の人間に担わわせることで、コーダーは適当なコードを書いて、テスターはそれをひたすらデバッグする。そんな効率の悪いサービス開発が常日頃から行われていたという。
しかし現在の開発チームの体制は、1:PM、2:コーダー兼テスター、3:デザイナーの3職種で構成されているという。自身が書いたコードは自身でテストし、必ずデザイナーがチームに含まれることになったのが、以前の開発体制との大きな違いだ。