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Alpacaとじぶん銀行、AI技術を活用した外貨預金サポートツールの開発検討に向け合意

MUFG Fintechアクセラレータ・プログラムの事業化支援を受け提携

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 8月5日に行われたMUFG Fintechアクセラレータ・プログラムの最終発表において、AlpacaDB, Inc.(米カリフォルニア州サンマテオ)は、じぶん銀行(東京都中央区)と外貨預金のサポートツールの開発に向けた検討を開始することに合意した。

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 Alpacaは、2015年10月にFintech領域への事業特化へ向けて、100万米ドルの資金調達を実施し、深層学習(ディープラーニング)をはじめとするAI技術や、ビッグデータ解析技術の開発をすすめてきた。

 2016年3月には、投資AIを深層学習(ディープラーニング)を用いて個人が設計できる世界初のサービス「キャピタリコ」をリリースし、この開発を通じて、金融時系列データ向けのニューラルネットワークの設計ノウハウを蓄積したという。このノウハウは、米国で行われたNVIDIA社が主催するGTC 2016で発表を行い、満員のセッションとなった。

 また、直近では、高速分散DBで有名なGreenplum(現在はEMCにより買収)の創業者で元CTOであるLuke Lonergan氏を招聘、PostgreSQLのコントリビュータでもあるAlpacaのCTO原田氏とともに、高速金融時系列向けデータストレージ「MarketStore」の開発に成功し、金融分野におけるAIとビッグデータの両面の技術開発をすすめてきた。

 今回の合意では、これらの先端AI技術とビッグデータ解析の技術が評価され、Alpacaのビッグデータ技術を活用した大量のバックテストから期待上昇率を算出し、一定確率以上のタイミングをプッシュ通知する機能、深層学習(ディープラーニング)を活用しAIが最適と判断するタイミングで外貨預金を積み立てていく機能などの検討を行う。また、現在Alpacaが開発中の深層強化学習(Deep-Q-Network/DQN)活用の検討も行っていくという。

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BizZine編集部(ビズジンヘンシュウブ)

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