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沖縄銀行とリクルートテクノロジーズが連携、PepperでITバリアフリーを目指す店頭接客を提供

金融知識および独自の会話エンジンを搭載

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 沖縄銀行とリクルートテクノロジーズは10月19日、フリートーク力を持つヒューマノイドロボット「Pepper」を、沖縄銀行の店頭において接客担当として設置することを発表した。このPepperには、リクルートテクノロジーが開発する会話エンジン「TAISHI」を搭載。金融知識および“文脈考慮”技術により、金融に関する接客を担うという。

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 沖縄銀行によると、人口増加率が高く、平均寿命も長いとされる沖縄県は、銀行利用者の多様化および高年齢化が進んでいることから、銀行の店頭業務におけるITバリアフリー化の必要性を強く感じているという。また、リクルートテクノロジーズは、ロボットとの対話によりITリテラシーが高くない生活者に対しても、IT技術やWeb上の情報にアクセスできる機会を提供したいと考えており、これら双方の背景を踏まえ、今回の連携にいたった。

 沖縄銀行はすでに昨年12月より、複数店舗にPapperを配置していたが、これまでは来店者との対話は少なく、あくまで店頭への集客にとどまっていたという。しかし、今回会話エンジン「TAISHI」をPepperに搭載することで、業務サポートの充実を図る。

タイトルPepperによる店頭接客

 2016年10月19日現在の「TAISHI」搭載Pepper設置店は「本店営業部」「新都心支店」「牧港支店」「山内支店」「名護支店」の合計5店舗。

 また、今回の取り組み(第一段階)にて実施している業務内容は以下のとおり。

  • 「TAISHI」搭載による来店者との金融に関する対話(来店者様の質問へ回答、例:ATMの利用時間、手数料、預金・融資商品、住所変更など諸届の手続き方法の案内など)
  • Pepper 胸部タブレットを利用したアンケート(ローンの決め手など)による、来店者様ニーズの把握

 今後は第二段階として、「TAISHI」に蓄積された応答内容を分析し、コミュニケーションの深化を図ることを目指しており、第三段階として、方言対応やインバウンド需要に備えた複数言語への対応や、対話内容を窓口行員へ伝えたり、外部データを会話に反映させたりすることで、来店者との取引契機拡大を視野に入れている。

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BizZine編集部(ビズジンヘンシュウブ)

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