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「デマンドサイド」から考えるビジネスモデル

「Business Model Generation 2013」セミナーレポート第2回

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 「Business Model Generation 2013」セミナーレポートの第2回は、日本でビジネスモデル・ジェネレーションメソッドの普及に関わってきた研究者、実践者、指導者らによるトークから、実践に役立つヒントを紹介する。2013年11月26日、ラフォーレミュージアム六本木にて「ビズジェネ・コンファランスVol.7 Business Model Generation 2013」が開催され、ベストセラービジネス書『ビジネスモデル・ジェネレーション』の著者、アレクサンダー・オスターワルダー氏が日本で初めてセミナーを実施した。同氏が自著に基づく企業イノベーションの方法論を指導したほか、参加者が実際に作業に取り組むワークショップ、同書を活用したビジネスモデル構築法、日本における第一人者らのトークセッションなども盛り込まれ、イベントは活況を呈した。

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ビジネスモデルは日本と世界のナレッジギャップを埋めるツール

 企業イノベーションの研究者で多摩大学大学院教授の紺野登氏は、『ビジネスモデル・ジェネレーション』の存在を知ってから著者のオスターワルダー氏に連絡を取り、その考え方をいち早く日本に紹介した立役者の一人である。しかし、オープニングトークでは「世界的に広まっている便利なツールだから採用しよう、とは思わないでいただきたい」と釘を刺し、今なぜ、この考え方が日本企業にとって特に重要なのかを次のように説明した。

 (日本企業は従来、サプライサイドのロジックでイノベーションを進めてきたが)最近のイノベーションは様変わりしています。たとえば、ソーシャルイノベーション、デマンドサイドイノベーション、リバースイノベーション、破壊的イノベーションなど、いろいろなイノベーションのスタイルが出てきましたが、これらに共通していることはただ1つです。それは、企業から顧客へのサプライサイドのロジックではなく、顧客や社会からのデマンドサイドのロジックでイノベーションが起きるということです。

 「顧客や社会の動きを洞察して、様々な形でイマジネーションを巡らせて、プロトタイピングというかたちでビジネスモデルを考えていく。そしてそれを自然淘汰にまかせて、プロトタイピングをし続けながら、新しいビジネス機会を探る。これは、日本企業がもっとも弱い方法です」

 日本企業では、何か新しい事業をやろうとすると、組織プロセスが最初にあって、組織ができてから事業に入るという長い道のりを経ることが多いと思いますが、ビジネスモデル・ジェネレーションは、顧客や社会との関係性のなかで、まずプロトタイプで次々と新しい発想を生み出し、キャンバスを使いながら具体化していくという思考法です。つまり、従来とは180度違います。こういった思考法が、これからの日本のイノベーションには非常に重要だと考えられます。

 時代の大きな転換期に、様々なツールが出てくる。そのなかでも優秀なツールがビジネスモデル・キャンバスだと思います。世界と日本のナレッジギャップを埋める上で有効なツールだと言えます。

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キャンバスで競業者をパートナーに替え、社会イノベーションを起こしていく

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