組織変革の突破口をみつけるための“外部刺激”とは?
今までの記事で紹介した「Regular Innovations」を構成する8つのエッセンスを、再度紹介します。
上記のように、8つのエッセンスは大きくわけて、「原動力(Force)」、「外部刺激(Foreign Stimulus)」、「フォーム(Form)」という3つの領域に分類が可能です。今回は、この3つの領域のうち、「外部刺激(Foreign Stimulus)」とは何か、そして、その実践事例を紹介しながら外部刺激がRegular Innovationsを奏功させる上でどのように機能するのか、を解説します。
「フォース」が組織にブレークスルーをもたらす原動力だとすれば、「外部刺激」は、どこをブレークスルーすればいいのかを見出すための客観的な視点であり、ブレークスルーのきっかけとなる“小さな割れ目”を作るための刺激です。フォースのなかに「一点突破の目標」というエッセンスがありますが、何を一点突破の目標にすればいいのか、どうやってその目標を一点に絞り込むのかを企図する上でも、「外部刺激」という領域に含まれる「内部盲点の直視」と「当事者を揺さぶる異分子」という2つのエッセンスを機能させる必要があります。