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組織行動によるRegular Innovations

M&A後のシナジー創出を実現した、変革し続ける組織文化を植え付けるための“カタ”

組織行動によるRegular Innovations:最終回(第5回)

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 この連載では、アバナシー&クラークのイノベーション・モデルのなかで、一般的な文脈で語られるイノベーションとは異質で、それだけに新鮮なRegular Innovationsに着目し、その成功要因である8つのエッセンスについて論じてきました。また、8つのエッセンスを機能別に括った「フォース」「フォーリン」「フォーム」という3つのFについて、事例とともに解説してきました。最終回となる本稿では、最後に残った「フォーム」の機能と事例をご紹介し、「Regular Innovationsを成功に導く8つのエッセンス」に関する論考を締めくくりたいと思います。

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“変革し続けること”を新たな組織文化として植え付けていく。そのために必要な“カタ”

 今までの記事で紹介した「Regular Innovations」を構成する8つのエッセンスを、再度紹介致します。

「Regular Innovations」を構成する8つのエッセンス

 上記のように、8つのエッセンスは大きくわけて、「原動力(Force)」、「外部刺激(Foreign Stimulus)」、「カタ(Form)」という3つに分類が可能となります。今回は、この3つの分類のうち、「カタ(Form)」とは何か。そして、その実践事例を紹介していきます。

 Regular Innovationsによる変革を進めようとしても、組織特有の「既成概念」、「惰性」、「変化への抵抗」が邪魔をしてうまくいかないことがあります。そのような状況を打開するために、原動力としての「フォース」、外部刺激としての「フォーリン」が必要なことを今までの記事で解説してきました。最終回となる今回は、変革を成功に導くためのインフラとしての「フォーム」、つまり変革し続ける組織文化を植え付けるための“カタ”について触れます。

 「フォーム」は「変革を浸透させる型・枠・場」、「課題解決フレームワークと施策の緻密体系化」そして「高密度・高速度のアクション」の3要素を括ったものです。変革の成果を出すためには型や枠にはめて少々“窮屈め”に行動を矯正し、成功に至る狭い道のりを組織全体で抜け切るために緻密で体系化された策を講じ、もたつかないよう高密度で高速なアクションを繰り出してゆく。これが「フォーム」の定義です。

 次項以降では、M&A後の「ポスト・マージャー・インテグレーション(PMI)」において、「フォーム」を活用した事例を通して、詳細を解説していきます。

次のページ
なぜM&A後に、シナジーを発揮するのが難しいのか

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この記事の著者

株式会社アバージェンス(アバージェンス)

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