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PwCがイノベーション拠点開設。エリック松永氏「アートの力でデジタルビジネス創出を」

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PwC Japanグループが、イノベーションを共創する拠点として、東京・大手町に「エクスペリエンスセンター」を開設した。デジタル時代のビジネスをアートやクリエイティブの力で、ビジネスをゼロから生み出す場にしていくという。リーダーには元ミュージシャンでPwCコンサルティングのパートナーの松永エリック・匡史氏が関わる。コンサルティング企業のイノベーション支援事業としては、メンバーのクリエイティブ力で差別化を図っていくという。

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PwCコンサルティング合同会社 パートナー松永エリック・匡史氏

エクスペリエンスセンターは、BXT(Business=ビジネス、Experience=エクスペリエンス、Technology=テクノロジー)のコンセプトを核に、デジタルテクノロジーによるイノベーションを創出することを目的としているという。これまでフロリダ、フランクフルト、上海などの30を超える都市で展開している。

近年、大企業が「オープンイノベーション」を掲げ、社内外のコラボレーションをおこなう流れがある。またコンサルティング会社やIT企業による「デザイン思考」などのに手法による事業開発の動きも活発だ。

 アクセンチュアなどのコンサルティング企業、電通、博報堂などの広告代理店が世界的デザインファームを買収し、IBM、SAPなどのITベンダーもデザイン思考によるコンサルティングを展開する他、VCやコーポレイト・アクセラレーターにおる企業の事業開発支援は盛んだ。こうした流れの中で、PwCのセンターはどこで差別化を図るのか。リーダーの松永氏は「アートやクリエイティブの創造性をビジネスに持ち込むこと」であり「クリエイティブの人間の質」だと自信を見せる。

「デジタルとは単なるテクノロジーではなくクリエイティブな問題解決。既存のコンサルティング手法に頼らない、ゼロから生み出すアーチストの力をビジネスに取り入れる」(松永エリック・匡史氏)

監査、税務、コンサルティングといったコア業務の知見に加え、このセンターでのデジタル領域の創造力で企業や社会の課題を解決していくという。

11月22日におこなわれたオープニングイベントでは、作曲家松武秀樹氏のシンセサイザー演奏や書道家 神郡宇敬氏のパフォーマンスがおこなわれた。(写真:エリック松永氏/神郡宇敬氏/松武秀樹氏)

 実施するサービスは、カスタマーエクスペリエンスの調査・分析やデザイン、ブランド・マーケティングやプロトタイプ開発などもおこなう他、カタリストによるワークショップ、メディアパートナーとのイベントなども行うという。センターの利用はクライアントが対象にはなるが、特に限定はしないという。「スタートアップ企業でも仲間と思えれば一緒にやっていきたい。格段の取り決めは無い」と松永氏は語る。

  • エクスペリエンスセンター:サイト
  • 所在地:〒100-0004 東京都千代田区大手町1-1-3大手センタービル1F

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BizZine編集部(ビズジンヘンシュウブ)

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