100年ライフ時代には「人生すごろく」ではなく「ポケGO」のように
経験と学びをアップデートして「持ち札」を増やすことです。「かつての「昭和の人生すごろく」のようにひとつのコースを歩む時代ではなく、これからは「ポケモンGO」のように様々な場所に行き経験を積む時代です。(伊藤氏)
新卒入社で会社に入りそのままのスキルで一生過ごせるわけではない。キーワードは「選択肢を持つこと」、「働くこと」と「学ぶこと」を両立させ、スキルをアップデートすることだと伊藤氏は言う。そして副業、大人のインターン、リカレント教育などを通じて、「体験の総量を増やし続けること」だとも。こうした「働き方」のイメージは、経産省でおこなった人材力強化研究会で議論された方向性だ。しかし企業の経営者からの抵抗はまだまだ大きい。
現実には、アンケートでは85%の経営者が副業に反対している。理由は「本業に支障がある」「人材が流動化してしまう」などだ。しかし「流動化」は本当に企業にとってマイナスなのか、と伊藤氏は問う。