GEアビエーションのデジタル・ソリューション事業は、Microsoft Azureの幅広い機能をベースに、データおよびアナリティクスの分野におけるGEの専門知識とMicrosoft Azureの拡張性を組み合わせることでさらに強固なものになるという。
GEアビエーションのチーフ・デジタル・オフィサー、ジョン・マンスフィールドは次のように述べた。「Microsoftのクラウドは世界規模の展開や拡張性、セキュリティなど強力な企業向け機能を備えており、これらの要素はすべて提携を決める重要な要素となりました。Microsoftとの提携によって、データ保護や規制対応、効率化に不可欠な全社規模のハイブリッド、オンプレミス、並びにクラウド型ソリューションを提供するGEアビエーションの能力がさらに強化されます」
2016年にMicrosoftの年次パートナーカンファレンス「Microsoft Inspire」において発表した広範なパートナーシップを基盤に、GEアビエーションは先ごろ提携関係をさらに拡大し、アナリティクスやオペレーション向けソリューションの拡張に際してMicrosoft Azureを推奨クラウドとしている。Microsoftとの提携によって、既存製品のグローバルなクラウドでの展開を加速させると同時に、新たなアナリティクス・ワークベンチ機能を増強し、将来のデジタル・サービスや製品への対応を可能にしているという。
GEアビエーションはGEの航空機エンジンやサービス事業を通じてエミレーツ航空と長年の関係を築いており、最近になってこの関係を予防整備や予兆診断の分野まで拡大している。GEとエミレーツ航空は共同で、AIおよび最適化に関連した最新のデジタル技術と航空会社の運航知見を組みわせ、人員や機材計画の更なる統合と航空会社の各オペレーションの自動化を推進し、定時運航や顧客体験の向上を図る取り組みを開始した。この取り組みにおいて、MicrosoftはAzureを通じてインフラ・クラウド・パートナーの役割を果たしているという。