JTB上田氏が実践してきた社内を動かす“事業価値の測り方”とは?
林:次に事業価値の測り方についてお伺いします。たとえば、ブレストをして出てきた数千の案から事業アイデアを選ぶとき、どのようにROIを測っていくのか、どう社内で決裁するのか、トップをどう口説くのか、納得感の作り方をお話しいただければと思います。
松橋:これはやってから分かったことですが、コンセプトやビジョンを描いて、大きなチャレンジを続けることが大事だと思いました。私は5年という長期スパンと3ヶ月という短期スパンの両方で考えています。「ATMの保守に5年かかる」といった時間軸を持ちつつも、短期的にデータの再編をしています。