SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

おすすめのイベント

おすすめの講座

Biz/Zineニュース

矢野経済研究所、2019年の国内XR(VR/AR/MR)360°動画市場規模調査結果を発表

  • Facebook
  • X
  • Pocket

 矢野経済研究所は、国内外のXR(VR/AR/MR)および360°動画市場を調査し、地域別世界市場、HMD製品出荷状況などXR・360°動画市場の将来展望を明らかにした。

  • Facebook
  • X
  • Pocket

 2016年以降、第二次「VR元年」と言われ、HMD(ヘッドマウントディスプレイ)を使用したVR(Virtual Reality、仮想現実)市場は急速な盛り上がりを見せた。中でもスマートフォンを使用する「スマホVR」は手軽さとコンテンツ流通の仕組みが確立されていることに加え、Googleが対応プラットフォームの開発表明をしていたことから、早期の普及が期待された。しかし、Googleの開発計画が凍結されてしまい、「スマホVR」の先行きは不透明な状況となった。

 一方、AR(Augmented Reality、拡張現実)についても同時期にスマホゲーム「Pokémon GO」がブレイクした。一度はブームが下火となったARだが、同ゲームの世界的成功により再びARが脚光を集める事となった。更にSNS(ソーシャルメディア)の普及に伴い写真投稿サイト「Instagram」が人気となった。同サービス向けに360°パノラマで撮影した作品を投稿する動きが広まっている。

​ しかし、市場の期待とは裏腹にXR・360°動画市場の拡大は緩やかであり、2019年の国内XR・360°動画市場規模(事業者売上高ベース)は3,951億円を見込む。ハードウェア、ソフトウェアの問題に加え、ビジネスモデルの構築が進んでいない事がその大きな要因となっている。

 2020年から5G導入が本格化し、2022年以降にはエリアカバレッジをはじめ、5Gの環境整備が進む可能性が高い。5Gの特徴である高速・大容量通信を生かして、XR・360°動画市場も大きく発展する見通しだという。それによって、2025年の国内XR・360°動画市場(事業者売上高ベース)は1兆1,952億円になると予測している。

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
関連リンク
この記事の著者

BizZine編集部(ビズジンヘンシュウブ)

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

  • Facebook
  • X
  • Pocket

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング