スペースエージェントとリースは、「シェアリング保証」を共同開発した背景として、シェアリングスペースの需要拡大に対する家賃保証サービスの不足を挙げる。民泊市場と並び、シェアリングスペース市場は順調に拡大を続けており、利用者の需要は堅調に推移している。貸したい物件と借りたい投資家のマッチングが完了しているにも関わらず、新興市場である民泊やレンタルスペースなどのシェアリングスペース物件に総合的に対応できる家賃保証商品は開発が進んでいないことから、成約まで至らず多くの機会損失が発生してると、経緯を語る。
家賃保証を取り巻く環境は2020年4月より施行される法改正の影響を見据え、いっそうの変化が予測されている。現状の民泊事業領域においては、契約者の滞納リスクおよび事業運営による収益性の算定に難航し、多くの事業者が与信審査を通過できない状況にある。また、仲介を行う不動産会社にとっては、成約直前まで進めてきた仲介案件の機会を失うことになりかねないことも指摘する。
「シェアリング保証」では、リース独自の与信査定手法および運用実績を活用することで、審査業務の適正化および効率化を推進し、民泊投資家の事業機会の創出ならびに不動産会社各社の収益最大化へより一層の貢献が可能となるとてしている。