コンカーでは、ビジネスパーソンの利便性と生産性の向上、企業のガバナンス強化を目指した「ビジネスキャッシュレス構想」を掲げ、出張経費・請求書管理といった間接業務におけるキャッシュレス化に取り組んでいる。その一環として、外部サービスとのAPI連携を通じ、経費支払・管理に係る一連のプロセスを効率化する「SAP Concur App Center」のサービスの拡充を進めている。
SAP Concur App Centerの新たなサービスとして、スマホ決済アプリ「PayPay」とコンカーが提供する経費精算・管理クラウド「Concur Expense」との連携サービスを発表。本サービスは2020年4月以降に提供を開始、2020年中にソフトバンク、ヤフーなどでの導入が予定されている。
Concur Expenseの顧客がPayPayを利用して経費を支払った場合、従来は紙の領収書を元に経費データを入力する必要があった。しかし今回の連携により、PayPayアプリ上から決済データをConcur Expenseに直接転送し、そのまま経費精算を行うことが可能になるとしている。
2020年1月17日時点で、PayPayが利用可能な場所は全国に185万カ所以上あり、街中の店舗のみならず、タクシーや自動販売機、公共料金の支払いなど、さまざまな場所や場面で使用されている。