パーソナルデータを実証開発・テストできる「DATAMeRise」を利用することで、本人同意の上で提供されたプロフィールや購買情報、視聴情報などさまざまなパーソナルデータを、生活者一人ひとりに最適化されたサービスの開発に利用することができるようになる。
これによりパーソナルデータの活用や情報銀行の構築を検討している事業者は、実社会で開発・運用を行えるようになり、ビジネスモデルの確立などを行えるようになる。また、開発されたサービスをモニターが試用することで、満足度や利用意向などの評価や受容価格・改善点を得ることが可能となる。
今後は、サービスの本格提供を目指し、以下のような取り組みを進めていくという。
- 参画モニターの拡充:インテージが保有するアンケートモニター組織「キューモニター」での拡大のほか、連携するアンケートモニターや一般の生活者へモニターを拡大する。
- 取得可能なパーソナルデータの拡充:購買情報や視聴情報の取得対象サービスを拡充するとともに、位置情報や、食事や旅行などにおける画像情報の取得を予定している。
- 情報銀行やパーソナルデータ保有事業者との連携:情報銀行を目指す事業者やパーソナルデータを保有する事業者と連携することで、実証実験環境を提供するとともに、情報銀行間・事業者間の連携・協業のハブとなることを目指す。
- ケーススタディの実施と公開:インテージ自らもパーソナルデータを用いたサービスを企画立案し、活用研究・実証実験を進めていく。検証結果はケーススタディとして活用できるよう公開していく。