2020年7月にゼニスは「バーチャルオフィスの実態調査」を実施。それから約8か月が経った今回、同社は、バーチャルオフィス利用者を対象に「【定点調査2021年版】バーチャルオフィスの実態調査」を実施した。
バーチャルオフィス利用者の業種は『技術サービス業(18.4%)』が最も多く、次いで『IT・コンピュータ業(17.8%)』『卸売・小売業(16.7%)』『専門職(12.5%)』『情報通信業(11.4%)』と続いた。
「バーチャルオフィスを使い始めた理由は何ですか?」という質問に対し、『リモートワークが増えたため(48.4%)』という回答が最も多く、次いで『会社がオフィス戦略を始めたため(26.9%)』『会社がコロナ禍で事務所を移転したため(14.6%)』『副業を始めたため(7.4%)』『独立・起業をしたため(2.1%)』と続いた。
続いて「どのくらいの期間バーチャルオフィスを使っていますか?」という質問に対し、『1か月以上~半年未満(48.5%)』という回答が最も多く、次いで『半年以上~1年未満(26.3%)』『1か月未満(17.0%)』『1年以上(8.2%)』と続いた。
「バーチャルオフィスのメリットは何ですか?(複数回答可)」という質問には、『ランニングコストを抑えられる(53.8%)』という回答が最も多く、次いで『イニシャルコストを抑えられる(39.0%)』『自宅住所を登記しなくて済む(29.5%)』『欲しい地域の住所が手に入る(9.7%)』と続いた。
「バーチャルオフィスのデメリットは何ですか?(複数回答可)」という質問に対して『郵便物の受け取りが遅くなってしまう(50.3%)』という回答が最も多く、次いで『他の事業主と住所が重複してしまう(28.2%)』『許認可の申請ができない場合がある(27.2%)』『銀行の法人口座が開設できない場合がある(13.5%)』と続いた。
「新型コロナウイルスが収束してもバーチャルオフィスの利用を継続していきたいですか?」という質問には、8割以上の方が、『ぜひ継続していきたい(30.0%)』『たまに利用していきたい(54.2%)』と回答した。