この実証実験は、多くの人手が必要な「ギフト商品の加工作業」をロボットによって自動化する研究開発の一環として実施するもの。作業に多くの人手が必要な内箱の折り込み作業や、ギフト商品の詰め合せ作業、加工済商品をパレットに積み上げる重労働などを自動化することで、約50%の作業効率化と、重たいものを運ぶ身体への作業負荷軽減を見込み、物流業界における労働需給のギャップ縮小、ならびに労働人口の高齢化への対応を目指すという。
今回は、2020年12月期の株主優待品である「キリン一番搾り生ビール」ギフト商品約30,000セットの箱詰め・加工作業の一部である内箱形成作業を、同社が独自に開発したロボットシステムと、ロボットで容易に成形できる内箱で自動化する実証実験を行う。今回の実験結果をもとに、今後のギフト加工作業における作業効率化と重労働業務の削減を進め、物流業界における労働需給ギャップの解消に努めていくとしている。