この実証実験では、観光客のツアーへの参加や観光施設の入館、商業施設での買い物特典といった、様々な観光サービスをアプリから購入できるほか、スマートフォン画面のチケット提示で簡単にサービスを利用できるなど、旅先での快適さと利便性の向上に寄与することを目指す。
さらに、実証実験で得られたデータを基に、ゼンリンが整備を進めている地図データベース「Mobility based Network」と、デジタルチケッティングや決済機能といった日立のLumadaソリューションを組み合わせ、観光客の行動や購買実態を位置情報で可視化。それにより、観光客の移動や購入サービスに応じて、経路付近の飲食店や関連するアクティビティのレコメンドをデジタルマップ上で提供するほか、クレジットカード以外の複数の決済手段に対応する、新たなサービス基盤の構築を目指すという。
ゼンリンと日立は、本実証を通じ、新たな観光型MaaS基盤を構築し、全国展開を図るなど、持続可能な地域社会の実現に向けて共同で取り組んでいくとしている。