このソリューションでは、オペレータが管理画面を通して、VR空間上でロボットの走行コースを設定すると、実際のロボットが現在の自己位置を推定し、指定されたコース上の障害物を回避したり、ロボットからの音声で周囲に安全を促したりし、実際の目的場所まで安全に自律走行することができる。また、走行コースの設定はVR空間上で設定できるため、遠隔地からのロボット遠隔操作も可能となる。
これらの機能を利用し、入場制限が設けられた展示会やコンサートなど大規模イベントへの遠隔参加や、離島の住民がオンラインの医療サービスを受けるなど様々な活用が期待できる。さらに、テレプレゼンスロボット以外の搬送ロボット、移動型ピッキングロボットやドローンなど多様なサービスロボットの活用も可能となるという。
凸版印刷は、このソリューションを応用展開し、まずは回診、診療、配薬、面談、面会などの病院業務や、シェアオフィスでの会議、受付業務など施設設備と連動したテレプレゼンスロボットサービスの実証を行い、2022年のサービス実現を目指すとしている。