両社は、まちづくりと連携した持続可能な地域交通としての次世代モビリティサービスの実現に向けて、「自動運転・隊列走行BRT」の開発プロジェクトを2020年3月に立ち上げている。このプロジェクトでは、連節バスの自動運転化および自動運転バス車両の隊列走行の実用化を目指して、専用テストコースの設置など実証実験に向けた準備を進めてきたという。
今回、専用テストコースの走行路が完成することに伴い、3種類の自動運転車両(連節バス・大型バス・小型バス)を用いて、車種が異なる自動運転車両が合流して隊列走行などを行う実証実験を開始する。テストコースでの実証実験を通して、「自動運転・隊列走行BRT」の技術確立とシステムの標準パッケージ化を目指し、2020年代半ばをめどに次世代モビリティサービスとして社会実装を進めていくとしている。
「自動運転・隊列走行BRT」サービスが目指す姿
- 専用道による安全性・定時性・速達性の実現
- 専用道の利点を生かした自動運転・隊列走行の早期実現
- 需要に応じた柔軟な輸送力の確保
- 他の交通手段と連携した一体的でフラットな(段差の少ない)交通網の実現
- 運転手の担い手不足の解消
- シンプルな設備によるローコストなモビリティサービスの実現