「graffe」は、経営の意思決定に必要な各種の情報を、企業が持つさまざまなデータをもとに分析し「可視化」するサービス。
一般的に、小売店であればPOS情報、クレジットカード会社であれば利用明細などの「販売情報」に「顧客情報」などを紐づけることで、単なるデータから「意思決定を行うことができる」分析情報に変換することが可能だとしている。
「graffe」は、これまでは数億円単位の投資を伴うパッケージソフトで実現されていた分析環境を、低価格で提供するサービスだという。
発表によると「graffe」の主な特徴は次のとおり。
・CMO(Chief Marketing Officer)を補佐あるいは代行するギックスの主軸事業「チームCMOサービス」では、対面形式でのコンサルティング業務で高品質なデータ分析サービスを提供している。「graffe」は、「チームCMOサービス」の知見をもとに開発したデータ分析システムを切り出して提供するパッケージサービス。
・例えば、年間6億明細規模のクレジットカード企業が、大手ITベンダーでパッケージソフトを用いてシステム構築する場合、開発期間6か月で合計1.5~2億円程度の初期費用が発生する。ランニングコストも、3年間で1.5億円以上が見込まれる。「graffe」では、1か月と短納期な上に、初期費用は250万円。ランニングコストも、大手ITベンダーに比較して3分の1程度に押さえられるという。
・「graffe」では、まず導入企業のデータ活用診断を実施。その結果をもとに、分析活用レベルに合わせて全6レベルの中から見るべきレポートを推薦し、分析レポート活用の推奨ロードマップを提示する。企業の実状に合った分析からスタートし、データ活用の状況などに合わせ、段階的に分析の高度化を行うことで、企業にデータ活用の文化を浸透させることが可能。