2026年2月9日、dentsu Japanは、OpenAIとの戦略的連携開始を発表した。今回の提携により、企業向けのChatGPTを活用したマーケティング業務の効率化支援や、顧客体験の高度化を推進する。
dentsu Japanはこれまでにも、2025年6月よりOpenAIのAI技術によるAIエージェントの研究開発や、同年12月にはChatGPT上で自社サービス提供を可能とする「Apps in ChatGPT」の企業向け開発サポートを開始していた。これらの取り組みを経て、今後は企業が「ChatGPT Enterprise」上でdentsu Japan独自のマーケティングモデルやソリューションを活用できるようになる。
具体的には、AIを活用した大規模調査によるペルソナ生成モデルや、コピーライターや戦略プランナーの知識を反映したAIモデルなどを企業に提供する。こうしたモデルは、企業のマーケティング活動に組み込むことで、業務の効率化と高度化が図れる。また、ChatGPTを通じて世界で8億人規模のユーザーと接点を持ち、高速かつ高度化されたマーケティングプランと連動した新たな顧客体験の提供も可能となる。
サービス内容はBtoBとBtoCの両面で展開される。BtoB領域では、「ChatGPT Enterprise」上での独自マーケティングモデルやソリューションの活用、OpenAI APIを利用した自社インターフェースへの組み込み、AI活用による業務支援、ChatGPT Enterprise導入・定着化プログラム等を用意している。BtoC領域では、企業が自社ウェブサイトやアプリで展開するサービスをChatGPT上で提供するためのデザインや機能設計、システム開発などをサポートする。
OpenAIが提供するService Partner Programにも加入し、OpenAIのAPIや新機能へ迅速にアクセスできる体制を構築。dentsu Japanはいち早く各種AIソリューションを市場に提供し、企業の差別化と市場投入スピード向上を目指す。
運用推進にあたっては、電通、電通デジタル、電通総研が中心となり、AIの専門組織「dJ AI CoE(Center of Excellence)」を設立。グループ横断の知見や経験を活かした教育・浸透・定着化プログラムも展開する。イグニション・ポイントのノウハウも活用し、ChatGPT Enterpriseの導入から定着まで、企業の多様な部門での活用を支援する。
dentsu Japanは今後も「人間の知」と「AIの知」を組み合わせ、企業の事業成長や社会の持続的発展への貢献を進めていくとしている。
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