2015年から提供している「e-kakashi」は、IoTセンサーを活用して田畑やビニールハウスなど屋内外のほ場から収集した環境データを、植物科学の知見を取り入れたAI(人工知能)で分析することで最適な栽培方法を提案し、農業従事者を支援するサービス。
新しい「e-kakashi」は、一般的な農業IoTソリューションと異なり、端末にソーラーパネルとニッケル水素電池を搭載し、外部電源への接続が不要な完全独立駆動式に刷新されている。これにより、利用者は電源の有無などに左右されず、自由な場所に端末を設置して、ほ場の環境データの収集が可能となる。
また、幅広い農業従事者のニーズに対応できるよう、最適な栽培方法の提案や環境データの分析、各種データ管理などを行う4種類のアプリを新たに提供する。利用者は、栽培ナビゲーションやほ場の環境データの分析結果をスマホやパソコンで簡単に確認でき、目標とする生産量の達成や品質の向上、農作業の効率化などデータに基づく専門性の高い栽培指導などに役立てることが可能となるという。