エクサウィザーズのリサーチ組織「はたらくAI&DX研究所」は、DX人材を評価・可視化するサービス「exaBase DXアセスメント&ラーニング」の受検データを分析し、レポートにまとめた。4,700人のデータを用いて、DX推進組織とそれ以外の部署の人材のDX関連のスキルや素養などの特徴を分析・比較。その結果、DX推進組織以外の人材でも、18%と2割弱がDXを推進する潜在的な能力を持っていることが判明した。本調査ではそうした素養の高い人材を「DXポテンシャル人材」と位置付けている。
DXポテンシャル人材が所属する組織も興味深い結果が得らたという。「企画」や「営業」といった部門に、ソフトウェア開発や社内情報システムなどの「技術系」部門よりも多くのDXポテンシャル人材が存在。今後、こうした素養の高いDXポテンシャル人材を社内から見いだして、育成したり配置したりして活用することが、DX人材の不足を解消していく有望な手段となり得ると分析。3~6カ月程度の短期のeラーニングの受講などによる育成でDX推進に必要なスキルを向上させて、戦力化できる可能性が判明した。