コスモ石油と三井物産は、国内での持続可能な航空燃料(SAF)製造事業の実現に向け、共同検討を実施することに合意した。
同事業は、コスモ石油のプラントの安定操業、ジェット燃料の品質管理、物流実績と三井物産のエタノール調達機能を組み合わせることで、安定したSAFのサプライチェーン構築および事業創出を実現するものだという。
また、三井物産が出資する米国LanzaJet(ランザジェット)が開発した、高効率で大規模SAF生産に優位性を持つAlcohol to Jet(ATJ)技術を用い、コスモ石油の製油所での国産SAFの大規模生産を目指すとしている。
コスモ石油と三井物産は、同事業を通じて2027年度までに年産22万キロリットルの国産SAF製造、供給を目指すと述べている。また、同時に副産物として生成されるリニューアブルディーゼル年産2万キロリットルについても、空港内の輸送機やトラック・重機などを対象に販売を検討するという。