アルプスアルパインと七十七銀行は、緊密な相互連携での活動推進による、地域のものづくり産業などの振興への貢献を目的とし、連携協定を締結した。
現在、自動車関連産業や高度電子機械産業の集積促進により、宮城県において第二次産業のシェアが拡大しているという。
このように産業が活性化している中で、企業として先進的技術などを活用した業務効率化や製品・サービスの高付加価値化への対応が求められているが、中小企業など単独の会社では対応が難しいという課題があるという。アルプスアルパインと七十七銀行は、連携によってこの課題に対応するとしている。
具体的には、地域企業の困り事収集と関係作りを行い、「ものづくり」や「製造業」におけるノウハウを持っているベテラン人材を活用する形で、DXやIoT活動支援の推進、取引先の経営課題解決と地域活性化などに取り組むと述べている。
連携内容としては、下図をイメージとしてあげている。
アルプスアルパインは、地域中小企業の困り事やニーズをヒアリングし、その結果をもとに、同社の製造業で培った知見・経験などを活かしたコンサルティングを実施。その上で、子会社であるアルプスシステムインテグレーションと連携し、業務のデジタル化支援やセキュリティ対策、人材育成など資産やスキルを活用し、取引先に適した課題解決を図っていくとしている。