東急不動産、および竹芝エリアマネジメントは、国土交通省の「令和3年度スマートシティモデル事業」の公募事業を活用し、他の事業者とともに東京都港区竹芝・浜松町エリアにおいて「舟運モビリティと陸上モビリティによるMaaSを活用した、回遊性向上の実現を目指す実証実験」を実施する。
同実証実験では、2022年9月17日~11月18日の期間、港区の竹芝・浜松町エリアにおいて、舟運・陸上モビリティ(オンデマンドモビリティ、パーソナルモビリティ)を用い、エリア回遊を目的とした電子スタンプラリーを実施。これにより、地域の交通課題解決および、旅行者・居住者が近隣地域の観光を楽しむ「マイクロツーリズム」促進による地域の活性化を目指すとしている。
芝・浜松町エリアは、東西方向の移動手段及び移動効率が低く、竹芝エリアにおいては地形特性として海に囲まれているため、他地域との回遊性が低いという課題がある。一方、社会の潮流や現在のまちづくりの動向、東京都及び港区の諸計画を踏まえて策定された「竹芝Marine-Gateway Minatoビジョン」では、舟運を新たな移動手段とし、東京湾岸の舟運拠点としての地位確立を目指しているという。
同実証実験では、港湾を活かした舟運モビリティと東西の交通往来ニーズが高い陸上モビリティをシームレスに活用できる環境を提供し、エリアが抱える交通課題の解決につながるかを検証するとしている。