Relicは、連続的かつ同時多発的に事業を開発・育成するための「スタートアップスタジオ」の運営に必要な機能やノウハウ、リソースやアセット等を柔軟に補完し、共同で運営するパートナープログラム「Startup Studio as a Service」の提供を開始した。1社目の導入企業として、電通国際情報サービス(以下、ISID)と共に事業共創プログラム「THEX」を組成。双方のアセット・強みを活用し、共同で事業を構造的に生み出していくための仕組みや制度を実現するという。
「THEX」では、両社の強みやアセットを活用しながら、共同で新規事業開発を行うための仕組みとプロジェクトチームによって連続的に事業を生み出していくための取り組みを行っていく。Relicが有する新規事業開発に関する知見やノウハウ、それらを反映したインキュベーションテック等のプロダクト及び多様な事業開発経験を持つプロフェッショナル人材と、AIやブロックチェーン等の先端領域におけるISIDの知見やエンジニアリング力、DX/IT人材を掛け合わせ、革新的な事業を連続的に創出することを目指すとしている。
「THEX」は2022年度7月より活動を開始しており、現在「SMB、エンタープライズ B2B市場に対して、SaaSを提供し顧客業務を変革する」ことをミッションにプログラムを展開している。具体的には、SaaS for SaaS領域、セキュリティアセスメント領域、Fintech領域を中心に新規事業開発を行っており、その他の領域やテーマについても、随時展開を予定している。
Relicは今後、新規事業を同時多発的かつ連続的に生み出すことで「良質な多産多死」を実現したいと考えている事業者への「Startup Studio as a Service」の提供を拡大していくという。同社はこのプログラムの提供先を拡大していくことで、日本企業全体の新規事業やイノベーションの共創を加速し、日本と地域経済の活性化への貢献を強化するとしている。