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電通デジタル、DXやEX・CX変革などの指針となるビジョンの策定・浸透を支援するサービスを開始

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 電通デジタルは、DX・EX(従業員体験)変革・CX(顧客体験)変革など、変革の指針となるビジョンを「X Vision(エックスビジョン)」と位置づけ、X Visionの策定を独自のプログラムと体制で支援する新サービス「X Vision Studio(エックスビジョンスタジオ)」の提供を開始すると発表した。

 電通デジタルが実施したアンケート調査によれば、変革に向けてビジョンを策定したものの、社内で上手く浸透・ワークしない形骸化ビジョンが少なくない、という実態が明らかになったという。変革にあたって何らかのビジョンを設定した企業の経営層のうち、73.0%が「策定した変革ビジョンが社内で上手くワークしていない気がする」と回答した。

 また、現場社員側においても、変革方針やビジョンについて「自分の中で咀嚼し業務に落とし込めていない」という回答が65.0%、「やる気やモチベーションを喚起されない」という回答が52.7%という結果であったという。

 このような状況を踏まえ、「もっと変革が進むビジョン策定を」をスローガンに、顧客、社員、社外ステークホルダーの3方に求心力を発揮するビジョンの策定を、独自のプログラムと体制で支援するX Vision Studioを立ち上げたとしている。

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 同調査からは、現場社員が「変革ビジョンを業務に落とし込めていない」理由として、大きく3つの要因が見られたという。1つ目は、「知らないうちに上層部が勝手に決めた独りよがりな方針に見える」という点。2つ目は、「変革すべき理由(WHY)が見えない・共感できない」といった、いわゆるパーパスが見えづらいビジョンとなっている点。そして、3つ目は「社内より社外への発信に重きが置かれている」「社員がややないがしろにされたように感じる」といった、変革ビジョンの社内への伝えられ方への不満となっている。

 以上の要因を踏まえ、Process(ビジョン策定のプロセス)、Eye(ビジョンの視座)、Communication(ビジョンの社内での伝え方)の頭文字を取った「P・E・C」を重視した独自のワークプロセスをデザインし、支援プログラムとしてパッケージ化したと述べている。

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「X Vision Studio」の具体的なメソッド特徴

社内求心力を重視したワークプログラム

 スタンダードワークプログラムでは、大きく5つのステップで変革ビジョンの策定を支援。中でも特徴的なのは、社内求心力のある変革ビジョンとなるよう、策定の途中段階で社員の声に耳を傾けるインナー調査(STEP3)や、ビジョン策定後の社員への伝え方を計画するインナーブランディングの方針策定(STEP5)を、標準ワークとして組み込んでいる点だという。

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スクラム型の支援体制

 ビジョン策定の支援経験が豊富なメンバーが、スタートからゴールまでスクラム型で支援。ポイントとなるのは、初期段階からコピーライターやグラフィックデザイナーといったクリエイティブスタッフも含めた支援体制とすることで、想い・考えの言語化や視覚化を挟み、変革ビジョンの組み立てをサポートする点だという。

視座を高めWHYを作る3C+Sインプット

 社員が共感・応援できるWHYがあるビジョンとしていくために、プロジェクト初動で3C+S分析を実施。マーケティング環境分析の3Cに加えて、電通デジタルオリジナルの社会的不満探索支援ツールである「Social Pain Compass」を活用しながら、S(Social)の視点でも、あるべき変革の方向性を議論していくことを支援する。

変革ビジョンを社内で駆動させるためのインナーブランディング支援

 企業ごとの社風や既存の社内コミュニケーション環境を踏まえながら、アクションデザインと、それぞれに最適なインナーコミュニケーションツールの開発を支援する。

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BizZine編集部(ビズジンヘンシュウブ)

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