KDDI、椿本チエイン、椿本マシナリーは、物流倉庫内の省人化やコスト削減、生産性向上に向け、業務提携した。
近年、EC市場の成長による物流需要の増加や、少子高齢化による生産年齢人口の減少により、物流業界では労働力が不足し、物流倉庫では倉庫自動化の動きが加速。倉庫自動化にあたり、1つの作業をマテハン機器やロボットで置き換えるだけでは効果が限定的であり、人の業務を含めた全体工程を自動化することで、省人化やコスト削減などの効果を発揮するという。
全体工程を自動化するには、工程ごとに、メーカーの枠にとらわれない最適な機器を導入する必要があるが、従来型のソリューションでは、顧客が選択できるメーカーや機器が限定される(ベンダーロックイン)ことが一般的だった。
そこで3社は、同提携により、多様なメーカーや機器に対応したベンダーフリーな「倉庫自動化ソリューション」の提供を行い、物流業界のDXを推進。倉庫自動化における検討・導入プロセスや、運用監視の複雑さや課題を解決するとしている。