電通デジタルは、デジタル広告の運用型広告において、広告クリエイティブ制作のプロセスをAI活用によって革新する「∞AI」を開発した。広告クリエイティブ制作プロセスにおいて、効果予測だけでなくクリエイティブの発想、生成、改善の一連の工程をAIによって包括的に支援していく。
「∞AI」は、効果予測に加えて広告クリエイティブ制作プロセス全般の支援が可能な点が特徴だという。具体的には、制作プロセスの4つの工程「訴求軸発見」「クリエイティブ生成」「効果予測」「改善サジェスト」において搭載された各AIが、一連の流れを途切れることなく支援が可能となる。
4つのAIにより広告クリエイティブ制作プロセスを革新
1.訴求軸発見
WebサイトやSNSなどの豊富なデータソースをAIが読み込み、人の心の琴線に触れるような訴求ワードを複数抽出することで、これまで気付けなかった訴求ポイントを発見する。
2.クリエイティブ生成
AIの一部に文章生成言語モデル「GPT-3」を用い、より自然な言語で広告クリエイティブに使うコピーを自動生成。最終仕上げは、クリエイティブのスペシャリストが行う。
3.効果予測
各種広告配信プラットフォームへの出稿データをもとに、クリエイティブを構成する様々な要素と、インプレッション数、クリック率、コストなどの様々な指標との関係性を学習させた予測AIによって、改善効果を予測する。
4.改善サジェスト
改善対象となる広告クリエイティブを自動で特定し、複数の改善案を提案。PDCAをスピーディーに回すことが可能となる。