セイノーホールディングス(以下、セイノーHD)、石川県小松市(以下、小松市)、エアロネクスト、NEXT DELIVERYは、小松市松東地区において、次世代高度技術の活用により新しい物流サービスの構築を目指した「中山間地域におけるドローン配送」の実証実験を実施した。
同実証実験は、12月13日に小松市、セイノーHD、エアロネクスト、KDDIスマートドローンの4者が締結した「次世代高度技術の活用による地方創生に向けた連携協定」による取り組みとして実施。小松市の抱える地域課題の解決を目指して、セイノーHDとエアロネクストが開発推進するドローン配送と陸上輸送を融合した新スマート物流「SkyHub」の仕組みと技術を活用し、ドローン配送サービス事業を主体とするエアロネクストの子会社、NEXT DELIVERYが行った。
同実証実験では、高齢化が進む中山間地域での買い物支援、物資支援などを想定して、小松市松東地区のせせらぎの郷から松東みどり学園まで、日用品をドローンで配送。せせらぎの郷から片道約3kmの距離を約7分で、エアロネクストが開発した物流専用ドローン「AirTruck」によって小松市イメージキャラクター「カブッキー」のノベルティグッズが、松東みどり学園グラウンドで待つ約40人の児童生徒とカブッキーの元に届けられた。
4者は今後も、連携協定に基づき連携・協力し、次世代高度技術の活用によるドローン配送と陸上配送を融合した新スマート物流SkyHubの社会実装に向けた検討を進めていき、小松市における地域の課題解決と活性化に寄与していくとしている。