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DNPら、回遊の効率化や交通結節点のスマート化により地域の活性化を目指す実証実験を開始

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 大日本印刷(以下、DNP)、春日井市、名古屋大学、都市再生機構(以下、UR)、計量計画研究所(以下、IBS)、未来シェア、高蔵寺ニュータウンセンター開発(以下、高蔵寺センター)が参画する高蔵寺スマートシティ推進検討会は、令和4年度国土交通省都市局スマートシティ実装化支援事業で採択された「交通結節点のスマート化によるにぎわいのある安心安全なまちづくり」の実証実験を開始する。

 同実験では、「DNPモビリティポート」を高蔵寺ニュータウンの商業施設や病院など5ヵ所に設置し、ICカード連携による乗合タクシーの呼び出しや、シェアサイクルの利用、SNS連携されたデジタルマップによる地域店舗の最新情報発信など、交通結節点のスマート化や、移動、回遊の効率化を促すことによる地域の活性化を目指すという。

アピタ館東口に設置したモビリティポート
アピタ館東口に設置したモビリティポート

 実証実験の概要は以下のとおり。

期間
  • 2023年1月30日~3月3日 ※土・日・祝はオンデマンド乗合タクシーの運行なし
各社の役割
  • DNP:モビリティポートの提供
  • 春日井市:プロジェクト推進自治体、各種調整
  • 名古屋大学:実験企画・調整
  • UR:団地内関係者調整
  • IBS:実施効果分析・検証・とりまとめ
  • 未来シェア:オンデマンド乗合タクシーのシステム提供
  • 高蔵寺センター:商業施設テナント交渉・連携
モビリティポートに表示する画面イメージ<br/>[画像クリックで拡大表示]
モビリティポートに表示する画面イメージ
[画像クリックで拡大表示]

 高蔵寺スマートシティ推進検討会は今後、同実証実験で複数拠点に設置したモビリティポートによる交通結節点のスマート化による住民の移動・回遊への影響、課題を確認し、分析する。

 この結果を基に、オンデマンド乗合タクシーなどの新たな交通システムと既存公共交通のスムーズな乗換や、公共交通の利用を促進するクーポンなど商業施設との連携によるにぎわい創出といった新たな交通結節点のあり方や導入について検討を進めていくとしている。

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BizZine編集部(ビズジンヘンシュウブ)

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