スタディストは、NTTがマニュアル作成・共有システム「Teachme Biz(ティーチミー・ビズ)」を導入したと発表した。
NTTは2022年5月よりTeachme Bizを活用してマニュアル作成を開始しており、2023年度以降、グループ会社にも順次利用を拡大し、グループ全体での業務効率化を進める予定だとしている。
導入の背景と主な利用シーン
NTTでは現在、ダイバーシティ推進室を中心にリモートワークを基本とするなど働き方改革を進めている。こうした中、リモートでも業務内容などの確認ができ、クラウド上で編集、共有可能なマニュアルを活用することで、調べる稼働にかかる時間の軽減や問い合わせ対応の稼働削減をめざし、Teachme Bizの導入に至ったという。新たなシステムの使い方などに関する、異動者向けや外国籍社員向けのマニュアルなど、画像や動画をベースとした業務でのマニュアルの活用を通じて、誰もが円滑で効率的な業務を遂行できるように環境を整備していく方針だとしている。
Teachme Biz選定の決め手
- 作成/編集のしやすさ:Teachme Bizでは、スマートフォンやタブレットで写真を撮影し、すぐにマニュアルを作成することが可能。内容に変更があった場合も、クラウド上で編集すればすぐに最新の状態に更新され、関係者全員が正しい情報にアクセスできる
- 画像/動画ベースのわかりやすさ:文字だらけでは伝えづらいシステムの操作方法や作業手順も、画像や動画をベースに視覚的に伝えることが可能
- 社内外からのアクセスのしやすさ:スマートフォンやタブレットを用いて社外からも利用できる上、マニュアルの検索性にも優れているという。設備などに指定のマニュアルのQRコードを貼り付ければ、すぐに適切なマニュアルにアクセスできるようになり、現場業務の効率化を実現
今後の展開
2023年春頃から、NTTのグループ各社にも順次Teachme Bizの利用を拡大する方針。社内の業務手順やシステム操作方法を分かりやすく展開することで、NTTグループ全体の業務効率化を目指すと述べている。