2026年1月、オランダ発グローバル団体DASA(DevOps Agile Skills Association)の日本法人であるDASA Japanが設立された。DASA Japanは、AI時代の組織変革やマネジメントの刷新を軸に、日本企業のデジタル競争力向上を支援する専門組織として本格的に始動した。

AI技術の進化は、企業に「働き方」や「リーダーシップ」の根本的な見直しを求めている。DASA Japanは、DASAが展開するグローバル基準のフレームワークと学習体系を日本向けに最適化し、日本独自の「協調性」「現場力」「職人気質」といった強みを活かしつつ、「AIと共に働くスタイル」の組織定着を目指す。AIを単なる効率化の道具ではなく、組織のパフォーマンス最大化のパートナーと位置付け、変革を伴走支援することを掲げている。
主な事業内容は4つに分かれる。
1つ目は、ハイパフォーマンス・デジタル組織(HPDO)への変革支援だ。組織全体の構造やマネジメントのアップデートをデジタル時代に対応させる。
2つ目は、次世代ITマネジメントスキル認定教育のローカライズと提供である。DASA認定プログラムを日本市場に適合させた形で展開する。
3つ目は、AIプラットフォーム(Value BoxやAidrian)の提供による実装支援である。新たな働き方を実務レベルで浸透させる実践的なツールとともに導入を進める。
4つ目は、エグゼクティブ・リーダーシップ開発とコミュニティ運営となり、次世代リーダーの育成や知見共有の場を築く。
代表取締役の栁沼克志氏は「日本とオランダの生産性の差は、働き方の設計力、つまりリーダーシップやマネジメント力にあると考えている。AIは人手不足が深刻な日本にとって、生産性向上の大きなチャンスだ」とコメント。DASA Japanは各企業の変革パートナーとなり、日本のデジタル競争力を世界水準へ引き上げる役割を担いたいという。
本部DASAのリック・ファーレンホルストCEOも「ITを自律したビジネス価値を生むチームへと再定義することが企業の競争力向上に直結する。日本法人の設立で、組織変革ノウハウを日本企業にもシームレスに展開できる」と述べた。
また、DASA JapanはSHIFTとのパートナーシップの下、日本企業へのBizDevOps推進や次世代リーダー育成にも注力し、AI時代の組織変革と持続的成長を多角的に支援するとしている。
DASA Japanの設立は、日本の経営企画部門や事業変革を担う企業にとって、デジタル時代の新たな組織モデルとリーダーシップ強化の選択肢となるだろう。
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