JTBは2026年2月13日、現地法人JTB Americasグループ傘下のMC&Aが、Imprint Events Group(Imprint)の持分を譲り受けることで、Imprintを傘下に収めると発表した。北米のMeetings&Events(M&E)市場は、新型コロナウイルスの影響を乗り越え、需要が急速に増加している。この成長市場で、JTBはMC&AとImprintの統合によって、グローバルでのM&E事業拡大を目指す方針を明確にした。

今回の統合は、JTBグループの長期ビジョン「OPEN FRONTIER 2035」の実現に向けた一歩であり、「グローバル事業比率50%」という目標達成に貢献するものだ。特に北米市場においては、M&E事業の強化が重要視されている。MC&Aのディスティネーション・マネジメント・カンパニー(DMC)としての知見と、Imprintによるクリエイティブなイベント制作力を一体化し、顧客企業に対して戦略的かつ高品質なM&Eソリューションを提供する体制を構築する。
統合の具体的な価値として、次の3点が挙げられる。
1つ目は、イベント企画から現場運営・エンターテインメント制作までをワンストップで提供することによる効率化と品質向上である。顧客は複数事業者との調整にかけていた時間と手間を削減でき、イベント全体の品質もしやすくなる。
2つ目は、MC&Aの広域ネットワークとImprintの各都市拠点を活かして、開催地を問わず高品質なサービスを展開できることだ。迅速な現地対応や複数拠点での同時開催など、柔軟性が高まる。
3つ目は、Imprintのクリエイティブ力とMC&Aのオペレーション力を融合し、ブランドの世界観やメッセージを体現する体験価値を最大化する点である。
MC&Aは1983年設立の北米を代表するDMCで、全米各地に拠点を持ち、法人顧客向けにデスティネーションサービスを展開してきた。Imprintは1969年創業でコロラド州デンバー本社のイベント制作会社。ラスベガスやオーランドにも拠点を持ち、受賞歴のある企画力と運営力で定評がある。
JTBは今後も、グローバルM&E市場での事業拡大を加速し、多様な顧客のニーズに応える体制の強化を進めていく。
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