大日本印刷(以下、DNP)とシミックホールディングスは、製薬企業におけるバリューチェーンの新たなニーズに応えていくとともに、メディカルヘルスケア分野での新たな価値創造を目指して、戦略的事業提携に係る基本合意書を締結した。
同提携により、両社のリソースを掛け合わせて、製薬企業のバリューチェーンに対して支援を行っていく。また、医薬品の保存・流通に関する新しい価値提案や健康の維持・増進、生活習慣病につながるリスク低減のための未病対策など、現代人が抱える課題解決に向けたヘルスケアソリューションを追求していくという。
同提携の概要は以下のとおり。
- DNPグループのパッケージ技術とシミックグループの製剤開発技術の掛け合わせによる付加価値型医薬品の開発
- DNPグループの医薬原薬のプロセス開発・製造からシミックグループの製剤開発・製造に至る一貫体制の確立
- DNPグループの技術・ノウハウを活用したシミックグループの臨床開発・治験施設支援事業領域における協業
- ヘルスケアエコシステム構築に向けた事業提携
なお、DNPは、シミックグループで医薬品の製剤開発・製造支援事業を営むシミックCMOにおける50.1%の株式取得を通じて、シミックホールディングスと共同でシミックCMOを運営。シミックCMOは、DNPの連結子会社となる。また、シミックホールディングスが49.9%の株式を引き続き保有することで、シミックCMOは、両社の合弁会社となる予定だとしている。