予算策定のオーナーシップ、予算の単位や軸
千葉:次に、予算の考え方や予算策定の権限をどこまで事業側に下ろすのかといったオーナーシップについて教えていただきたいです。萱原さんいかがでしょうか。
萱原:過去、予算をプロダクトや事業部ごとに考えていたときもあれば、職種ごとの機能軸で見ながら、その中にプロダクト軸をもつという、いわばハイブリッドな考え方だったときもありました。しかし試行錯誤の結果、当社のビジネスの特性上、プロダクトや事業部ごとに切って見るよりは、セールスやマーケティングは顧客単位で、プロダクトマネージャーはプロダクト単位で見るなど、その役割による目線の違いを意識したほうがよいなという考えに至りました。そのため最近は、職種ごとの機能軸から各CxOが予算を考え、そこに対して私たちが資本市場からの期待値を反映しながら全体をフォローするというやり方に落ち着いています。