帝人とアクセリードは、設立に向けた協議を進めることで合意していた、創薬研究に関する両社出資の合弁会社について、2024年4月1日に設立する最終契約を締結した。
両社は、非臨床研究をはじめとする創薬研究機能の水平分業化と、新たな創薬研究サービス形態の拡大を背景として、2023年2月に、帝人ファーマの創薬研究機能を中核的な経営資源とする、新たな合弁会社の設立に向けた協議を開始する合意書を締結。組織体制や経営資源などについての調整を進めてきた。そして今回、出資比率や組織体制などの経営に関する事項について合意に至ったことから、設立を決定する最終契約を締結したという。
同合弁会社では、創薬のターゲット選別から新薬候補化合物の取得、ならびにそれらに関連した創薬研究活動の支援を実施。両社の保有する創薬に関するノウハウや知見、技術や資産に基づく基盤を強みとして、国内外の創薬プレイヤーからの需要を取り込み、創薬の総合支援サービス企業としての成長を図るとしている。
両社は今後、合弁会社の設立および稼働に向けて、経営体制の整備を進めていくという。