三菱UFJ銀行とグルーヴノーツは、AIや量子技術の活用を目的に、資本・業務提携を締結し、三菱UFJ銀行はグルーヴノーツの発行済株式の約18%を取得した。これにより、グルーヴノーツは、三菱UFJ銀行の持分法適用関連会社となる。
両社は同提携により、三菱UFJ銀行におけるDXの推進やデジタル人材育成の強化を図る。加えて、ALMの最適化につながる与信ポートフォリオおよび市場ポートフォリオなどのリスク管理の高度化、評判リスクやオペレーショナル・リスクに関する分析の精緻化、事務・オペレーションの効率化など、多様な領域において協業に取り組んでいくという。
また、グルーヴノーツが持つ量子技術の金融分野への適用を推進。先端技術の実証や運用を通じて実装されたソリューションを他の金融機関向けにも展開することで、金融業界の発展に貢献することを目指すとしている。
両社は今後、デジタル化の推進や付加価値の高い金融サービスの提供など、様々なイノベーションに取り組んでいくという。