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大林組、廃食油を精製した100%バイオディーゼル燃料を活用する実証開始 建設機械の燃料として使用

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 大林組は、施設や一般家庭などから出た廃食用油を回収、100%バイオディーゼル燃料(以下、B100燃料)に精製し、2025年日本国際博覧会(以下、大阪・関西万博)の建設工事で稼働する建設機械の燃料として活用する実証実験を実施する。

 同実証実験では、松林、西尾レントオールと協働し、大林組大阪本店および西日本ロボティクスセンターの食堂で使用した食用油を回収。一般家庭などから出た廃食油とともに製造委託先でB100燃料を精製し、大阪・関西万博の大林組が施工する工事にて、建設機械(油圧ショベル、発電機)の軽油に代わる燃料として使用するという。

 同実験を通じて、B100燃料使用時の建設機械のメンテナンスやモニタリング方法の確立、エンジンへの影響評価などを調査するとともに、燃料調達から精製、建設機械への供給、使用までの資源循環プロセスの構築を目指すとしている。

 なお、大林組では、今回の実証実験開始に先立って、東日本旅客鉄道と共同で、「品川開発プロジェクト(第Ⅰ期)4街区」の建設現場において、20%バイオディーゼル燃料を一部の建設機械に利用する実証実験を実施。正常稼働を確認したという。

 また、今回の実証実験と並行して、多様な再生可能原料を水素化処理で精製したリニューアブル・ディーゼル燃料をフォークリフトに活用する実証実験も開始する予定だとしている。

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BizZine編集部(ビズジンヘンシュウブ)

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