凸版印刷は、ブランドマーケティング領域での新たなサービス開発を目指し、NEW STANDARDと資本業務提携(第三者割当増資で出資)を締結した。
同提携により両社の知見・技術を融合させ、MZ世代をターゲットとし、顧客起点でアジャイル型ブランディングを実現する新たなマーケティングサービス開発を目指すという。
協業の概要は以下のとおり。
- デザイン思考を活用したブランド開発およびマーケティングサービスの開発:デザイン思考プロセスに、企業が保有する顧客データを活用。自社の顧客理解を深め、企業・商品・サービスの開発とブランディングおよび最適なコミュニケーション施策を設計・開発する方法論をサービスとして展開することを目指す
- MZ世代のユーザートレンドレポートの定期発行:メーカー・流通・金融など、産業別MZ世代の顧客インサイトやトレンドリサーチをコンテンツ化・レポートとして発行。レポートを活用したセミナーやワークショップなどのサービスを展開することを目指す
- オリジナルAIツール開発:NEW STANDARDが保有するAIキュレーションツールやユーザーインタビューを実施する既存ツールをベースに、同提携によるブラッシュアップやOEM版の開発などを検討
両社は今後、双方の知見・技術を掛け合わせたサービス開発を推進し、2023年度中にブランドマーケティング領域で、新規サービスの市場投入を、2026年3月までに50社へのサービス提供を目指す。また、凸版印刷は同提携により、サービス向上と顧客体験設計の技術向上を実現し、ブランドマーケティング領域で競争優位性の確立を目指していくとしている。