「未来創造プロセス」の全社展開
その後、「未来創造プロセス」という対話の機会を増やしてコミュニケーションを深めていく取り組みを全社で実施。MIT組織学習センター共同創始者のダニエル・キム氏が提唱する「組織の成功循環モデル」にあるように、関係の質が高まると思考の質が高まり、自ら行動を起こすようになる。そしてイノベーションを起こす挑戦的なアクションが始まり、実際に結果もともなっていったという。
政光氏は風土改革に取り組み始めた2017年を振り返り、「『失敗を恐れてチャレンジをしない“フィックストマインドセット”から、チャレンジを楽しむ“グロースマインドセット”に置き換えて挑戦を繰り返す組織に変わっていこう』と話していたことを覚えている」と話した。