執筆者情報
鈴木 郁斗
(スズキ イクト)
株式会社メルサ・インターナショナル・ジャパン代表/bridge.incプロジェクトアクセラレータ/UXアカデミー創設者・ディレクター
航空宇宙業界のメカニカルエンジニアを経て2009年に米国で起業、以降国内外で20以上の新規事業立上に参画。現在は日本・米国・東南アジアを拠点に、人材/チーム開発をベースとした企業の新規事業開発、オープン・イノベーションの促進、サービスデザインの支援に注力。
【事業HP】
・http://melsaintl.com
・https://www.bridgedesigners.com/
執筆記事一覧
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「顧客のジョブ」から考えるイノベーション
ZapposやYouTube、Instagramに学ぶ、「プロトタイプと検証」で計画的に失敗し、失敗から学習する方法(連載第2部最終回(第12回))
サービスデザインのプロセスは、「正しい問題提議」「良質なアイデア創発」「適切な試作と検証」に大きく分類することができます。本連載ではこれまで、顧客への共感をベースとした正しい問題提議を行い、体系的にアイデアを創出するまでのプロセスをご紹介してきました。本稿では、サービスデザインの最終フェーズとなる「検証」のプロセスについて解説していきます。
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「顧客のジョブ」から考えるイノベーション
既存の枠組みを超えたアイデアを創出する「発散の9ブロック」と「収束の評価軸」とは?(連載第2部第3回(第11回))
前回は、1.発見、2.定義、3.展開、4.実現のプロセスを経て、価値あるサービスアイデアを生み出すプロセスについてご紹介し、ユーザーへの共感をベースとしたリサーチとユーザーモデリングのプロセスを具体例と共に解説してきました。本稿では、体系化された方法論を用いてペルソナを起点としたアイデアの発散と収束を行い、サービスコンセプトを定義するプロセスを解説していきます。
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「顧客のジョブ」から考えるイノベーション
フィールドリサーチによる仮説発見からユーザーモデル構築まで──デザイン思考によるサービスデザインとは(連載第2部第2回(第10回))
前回の記事では、近年日本でもポピュラーとなった事業開発の手法である「デザイン思考」をベースとした、顧客への深い共感を軸としたプロセスの概要について解説しました。本稿では、デザイン思考によるサービスデザインのプロセスを、フィールドリサーチによる文脈理解と仮説発見、収集した情報の概念化、利用シーンと課題の特定、ペルソナによるユーザーモデルの構築までのプロセスを解説します。深い共感から洞察を得て、価値あるサービスアイデアの源泉となる正しい問題定義を導き出すプロセスとは何か?
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「顧客のジョブ」から考えるイノベーション
ジョブ理論で「問題定義」を行い、デザイン思考で「イノベーション創発プロセス」を加速する(第2部 第1回(第9回))
本稿では、『「顧客のジョブ」から考えるイノベーション』に続く第2部として、イノベーション創発/顧客価値創造のための思考法・フレームワークとして海外で多くの成功事例があり、日本でも新規事業のフレームワークとしてポピュラーになった「デザイン思考」の本質的な捉え方、デザイン思考の5つのプロセス、デザイン思考において最も重要である“共感”を軸とした事業開発のアプローチについて解説していきます。