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「顧客のジョブ」から考えるイノベーション

ジョブ理論で「問題定義」を行い、デザイン思考で「イノベーション創発プロセス」を加速する

第2部 第1回(第9回)

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 本稿では、『「顧客のジョブ」から考えるイノベーション』に続く第2部として、イノベーション創発/顧客価値創造のための思考法・フレームワークとして海外で多くの成功事例があり、日本でも新規事業のフレームワークとしてポピュラーになった「デザイン思考」の本質的な捉え方、デザイン思考の5つのプロセス、デザイン思考において最も重要である“共感”を軸とした事業開発のアプローチについて解説していきます。

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イノベーションプロジェクトが成功しない理由──“誰のどんな課題を解決するのか”と“そもそもなぜ行う”の問いの欠如

 イノベーション/新規事業開発が活況である中、これらに関連する様々な方法論やフレームワークが世の中に溢れているものの、結局どの方法論やフレームワークを応用すれば良いのかの判断ができず、依然イノベーションへのブレークスルーが見えない状況に悩む新規事業担当者が少なくありません。今回のテーマであるデザイン思考に関しても、一通り実践してみたものの、結果に繋がらず、いまひとつピンと来ないという方も多いのではないでしょうか。

 当然ながら、土台が確立されていない状態で流行りのイノベーションフレームワークを応用しても、ありきたりなアウトプットのレベルを超えることはできず、無論、その延長上でイノベーションを起こすことはできません。

 まずは、下記の3つのポイントを、自社/自身の状況に照らし合わせてみてください。

  1. イノベーションの本質を理解し、自社におけるイノベーションの定義ができているか?
  2. 深い共感による正しい問題定義ができているか?
  3. 反証と学習・改善を繰り返し、成功確率を高める考え方と組織文化が確立されているか?

 これらをしっかりと確立させたうえで、目的や場面に応じて適切なフレームワークを用いることで、イノベーションの成功確率が劇的に向上します。

企業の目的は顧客の創造である(ピーター・F・ドラッカー)

 イノベーションの定義は企業によって様々ですが、「新たな市場/顧客を開拓する」という点に関しては、ほぼ共通しています。ゆえに、ドラッカーの名言が示唆するように、企業の目的が顧客の創造であるならば、企業の目的はイノベーションであると置き換えることができます。

 それゆえに多くの企業は日々イノベーション活動に力を入れますが、「誰の、どんな課題を解決するのか」を言語化できていない状態でイノベーション活動に取り組んでも、にわかに結果につながることはありません。

 そして「なぜそれに取り組むのか」をチームで共有し、ベクトルを合わせてイノベーション活動に取り組んでいくことが必要不可欠です。そのために、企業において「なぜ」イノベーションを目指すのかを定義し、全社で共有するプロセスに十分な時間と労力をかける必要があります。まずはこの根本に立ち返ってみましょう。

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この記事の著者

鈴木 郁斗(スズキ イクト)

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