本事業は、2016年6月から総務省が実施する「身近なIoTプロジェクト」における「IoTサービス創出支援事業」の都市・医療を対象とした分野の事業で、「会津若松スマートウェルネスシティ IoTヘルスケアプラットフォーム事業」という事業名で行われています。
会津若松市民が健康で長く生活できる社会を実現することを目的とし、医療機関、自治体等が有する医療・健康データとスマートウォッチや睡眠モニタリング機器等から得られる市民の生活・バイタルデータを「ヘルスケアIoT基盤」に集約し、それらデータを活用することによって、医療・ヘルスケアにおける新サービスの創出や生活習慣病の予防、地域雇用の創出について検証を行います。
「Kong」は、スケーラブルな、オープンソースのAPI管理ソフトウェアです。APIを安全に実行・運用するために、OAuth※2やAPIキーによる認証機能、ACL(Access Control List)、IPアドレス等によるアクセス制御機能、レート制限等のトラフィック制御機能、ログの取得やモニタリングの機能等、API管理システムに求められる機能を標準で装備し、さらに豊富なプラグインによって機能拡張をすることが可能です。
「Kong」は、米Mashape社が15,000以上のAPIとマイクロサービスを提供する世界最大のAPIマーケットプレース(API Marketplace)の管理のために開発され、20万人以上のアプリケーション開発者からの月間数十億のリクエストを処理しています。
このたびの試験導入では、会津若松IoTヘルスケアコンソーシアム(代表会社:本田屋本店有限会社)にて、ヘルスケアIoT基盤に「Kong」を導入することによって、スマートウォッチや睡眠モニタリング機器、薬箱センサー等から得られる心拍数・歩数・消費カロリー、睡眠時の呼吸・体動やいびき、薬の服用データ等を、APIを活用しセキュアに公開管理することが可能となります。また、共通のインタフェースを使って医療・健康データを流通することによって、データ利活用事業者の利便性を向上させることが可能となります。
今後は、データ利活用事業者等のご意見をいただきながら、機能・品質向上としてAPIの集中管理によるガバナンス、ログ等による操作可視化、認証・アクセス管理等、API管理システムの適用範囲を拡大して行くとともに、API利活用状況の分析(アナリティクス)、API使用量の正確な計測(メータリング)や使用量に応じた課金(ビリング)機能等を検討して行く予定です。また、この共通基盤が、複数のPaaS及びIaaSと連携を実現する「API Gateway」に進化させていき、様々なPaaS等のサービスを選択できるAPIの利活用を促進して行くことを考えています。
※1:API(Application Programming Interface)
プログラムやデータを外部の他のプログラムから呼び出して利用するための手順やデータ形式などを定めた規約や実装
※2:OAuth(オー オース)
サービス間の連携をシンプルかつ安全に実現するためのオープンな認証プロトコル
■株式会社ブリスコラについて
株式会社ブリスコラは、国内唯一のクラウドコンピューティング専門の事業企画・開発会社です。クラウドをはじめとする最先端デジタルテクノロジ(ビッグデータ/アナリティクス、IoT/M2M、センサークラウド、機械学習等)を活用した事業戦略策定、イノベーション創出を支援するコンサルティングを提供するほか、データ連携クラウドサービス、API管理(APIマネジメント)に関するサービス等を提供しています。
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