伊藤忠商事は、Hive Hydrogen South Africa(以下、ハイブ)と、脱炭素社会の実現を目指したグリーンアンモニア分野での協業に関するMOC(協力覚書)を締結した。
今後両社は、南アフリカ共和国東ケープ州ネルソンマンデラベイ、クハ(Coega)におけるグリーンアンモニア製造事業について共同で検討。同製造事業は同国の再生可能エネルギー(風力および太陽光)や港湾などの既存設備を活用することで、競争力のあるグリーンアンモニアを製造・販売することを見込んでいるという。
両社で検討するグリーンアンモニアは、従来のガスや石炭といった化石燃料由来の製法とは違い、再生可能エネルギーを資源とし、電気分解プロセスを経て得られるグリーン水素から生産される。グリーンアンモニアは、CO2排出ネットゼロに近づける上で、次世代の持続可能なエネルギー資源として注目されているとしている。
伊藤忠商事は今後、ハイブとともに、低炭素化社会の実現に向けて、南アフリカの資源を活用したグリーンアンモニアのサプライチェーン構築を目指すという。